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「後藤は吉澤のどこにそんなに惚れたわけ?」
圭ちゃんが真面目な顔してそんな質問をしてきた。
どこにって・・・よしこの好きなとこはいくらでも言えるよ。
聞きたいなら教えてあげる。
っていうか言いたい!
聞いてもらおうじゃないの
たーっぷりとね。
まずはねえ、顔!
すごい整ってて綺麗な顔が好き。
澄んだおっきな瞳とか長い睫毛とか
すっと通った鼻筋も、ちょっと薄い唇もみーんな好き。
あとねえ、横顔も好き!
よしこの横顔って完璧なんだよ。
それから、何と言ってもあの笑顔!
よしこの笑顔って、
優しさがあふれ出てるみたいな感じがして
暖かくって安心するんだ。
この顔があたしの横で笑ってるんだよ。
そりゃー惚れるなって方が無理でしょ。
次にねえ、声!
ちょっと低めで甘く響くあの声。
話し方も柔らかい感じがするんだよね。
「ごっちん」って呼ばれるとなんだか嬉しくなっちゃうんだ。
でもね、時々すっごい色っぽい声とかも出しちゃったりして
「真希」って耳元で囁かれたりすると
もうそれだけで身体の芯が痺れちゃうくらい好き。
あたしよりおっきな背も
あたしよりおっきな手も
バレーやってたんだなーってわかる指も
あたしを包んでくれる長い腕も
みーんな好き。
だけど一番好きなのは
あの優しい性格。
みんなに優しいから
時々とても不安になるけど
時々悲しい思いもするけど
でも、困ってる人がいたら思わず手を差し伸べちゃう
そんな優しさが好き。
いつも周りのことにばかり気を使って
自分のことは全部後回しで
そのせいで損ばっかりしてるけど
それでも「良かった。」って笑えるところが好き。
素直じゃないあたしの心の奥にある
本当に言いたい言葉をちゃんとわかってくれるところが好き。
どんなに辛くても、疲れてても
不機嫌な態度とか冷たい態度とかしないところはスゴイなって思う。
あたしの前でだけは甘えたり泣いたりしちゃうところがたまらなく好き。
よしこにとってあたしは特別な存在なんだって思えるから。
それから、それから・・・
「あー!もうわかった。後藤が吉澤にベタボレなのはよくわかったから。」
まだまだあるのに圭ちゃんに止められちゃった。
なんで?
言い足りないよー。
「これ以上ノロケられたらたまんないわ!」
残念だけど、これ以上は言わない方が良いみたい。
だって圭ちゃんがよしこのこと好きになったら困るしね。
「それは大丈夫よ。後藤から吉澤奪うなんて怖くて出来ないわ。」
苦笑する圭ちゃん。
まあね。
たとえどんなライバルが現れても絶対負けない自信あるよ。
よしこへの想いだけは他のどんな人も敵わないって思うもん。
「それにね、吉澤の方も負けないくらい後藤のことベタボレなのは
見ててわかるから。」
そっかな?
「がんばれバカップル!」
圭ちゃんはあたしの背中を思いっきり叩いた。
痛いなぁ〜
でも・・・バカップルか
それも悪くないかもね。
その日の夜、よしこにバカップルって言われたこと教えてあげたら
「バカップル・・・上等じゃん。」
って笑ってた。
うん。バカップル上等!
これからもラブラブしようね。よしこ。
end
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